還暦を過ぎ、ようやく自分の時間を手に入れた男の末路は「アマプラの沼」でした。
かつてはアラン・ドロンの冷徹な眼差しに男の美学を学び、オードリー・ヘップバーンの笑顔に本気で恋をした。そんな銀幕の黄金時代を知る世代です。
深夜、リビングの特等席でリモコンを手にすれば、そこはかつての映画館。「今の俳優もいいが、やっぱりあの頃のスターは……」なんて独り言をつぶやきながら、夜な夜な新旧の名作を回遊しています。